ぼくはXP2600↑、フェス24傑
大規模大会ベスト8くらいの実績を持っていたプレイヤーです
今では現役を辞めて、指導活動に専念しています
昔からスプラ指導をしていて、200人以上の生徒を教えてきました
教えてきた生徒でXP2700を越えた人もいます
さて、環境で不遇とされているブキの性能を考えて
そこから使い方を考えてみようという試みです
あくまで一個人の考えなので
「それは違うよ!」みたいな論争をするつもりはなく
何かの参考になればと思います
環境不遇ブキの使い方を考えてみる【スパッタリークリア編】
まず前提として
「このブキは弱くない!強い人が使えば強い!」みたいな精神論は不要です
性能を比較してみると強いブキ、弱いブキというのは明確にあります
よく「ブキ愛」という言葉がありますが
弱いブキを強いと信じ込んで使うのはブキ愛ではありません
弱いブキが弱いことを受け入れて認めて
それでもどうやったら自分の好きなこのブキで勝てるかを考えて
試行錯誤して頑張るのが「ブキ愛」です
妄信的に自分のブキが強いと思い込むのはやめましょう
では本題にいきます
性能から考える
- 有効射程 1.9
- キルタイム 0.183
- キルタイム(スライド) 0.15
- 射撃継続時間 11.91
- 連射速度 12発/秒
- 拡散 7度 スライド後 4度
- サブ:トーピード
- スペシャル:スーパーチャクチ
さてここからどういう運用していくかを考えていきましょう
塗り運用
完全にわかばの下位互換です。
インク効率、インクタンク量、アーマーによるインク回復などなど
わかばに塗りで勝てる要素ありませんね
この性能差は何をどうあがいても変わらないので
まず塗り運用するのは無しということになります
トーピードによるサポート運用
ラピベチュ&白傘の下位互換です
ラピベチュ:メインによるサポート、一方的なキルができる。トーピードによる削りとメインの相性も良い
白傘:アーマー回転率がいい。また、トーピードとメインを上手く使えば対面拒否も可能。塗り性能も高い
白スパ:メイン短くサポートに適さない。スペシャルもスーパーチャクチで支援には不向き
メインサブスぺの相性がまるで違いますね。
トーピードぽいぽいを軸にする立ち回りは弱いことがわかります
サポート運用も無しです
キル運用
一番これが向いてそうですね。
キル速度が1.5sと全ブキ中で最速です。
スライドである程度の射程管理ができます
しかし、ここで強力なライバルがいます…
「プライムシューターベッチュー(疑似)」
あぁ神はなぜこのような試練をスパッタリーに与えたのか。
プライムシューターベッチューの性能を書いてみましょう
- 有効射程 3.4
- キルタイム 0.283 疑似:0.15
- 射撃継続時間 6.667s
- 連射速度 7.5発/秒
- 拡散 2.7度 ジャンプ打ち 6度
- サブ:スプラッシュボム
- スペシャル:ナイスダマ
スパッタリーの二倍近くの射程があるにも関わらず
メイン性能を積んだ時のキルタイムがスパッタリーと同速です
また乱数も少なくなっています
どういう事かというと
普通にキル運用したらプライムの完全劣化になる
という厳しい現実が待ち構えています
しかし、プライムには付け入る隙があります…
それは「ギアの自由がない」ということです
なんとかここを起点に差別化をはかりたいわけですね
キル運用を更に掘り下げる
となると、自由なギア枠をどうやって活用するか
いくつか案を出してみましょう
- サブ効率などを積んでトーピード→ラピベチュでよくねで終了
- イカ速を沢山積んで距離詰める→そもそも射程あるプライムでいい
- メイン効率で塗り強化→わかばでいい
- イカニンジャで忍び寄る→ローラーでいい
このように大体のギアは結局何かの劣化になります
それを避けるためにどうするか…
そうだ、復活短縮+ステルスジャンプを積もう!
復活短縮+ステルスジャンプにより前線復帰速度を上げ
敵に圧力をかけ続ける!
これがスパッタリーにできてプライムにはできない立ち回りですね
勿論、沼ジャンしていいとは言いません。
あくまで「死んだときのリスクを軽減する」ための復活短縮です
ゾンステと言えば…
ゾンステと言えば、このブキ思いつきませんか?
彼との差別化も一応考えておきましょう
クアッドホッパーの性能
- 有効射程 2.5 スライド後:2.7
- キルタイム 0.317s スライド時:0.267s
- 射撃継続時間 6.667s
- 連射速度 10発/秒 スライド後:12発/秒
- 拡散 7.4度 スライド後:2.7度
- サブ:ロボットボム
- スペシャル:スーパーチャクチ
射程では1.5倍ほどとかなり苦しいですが
キル速や連射速度では分があります
スペシャルは自爆するのは共通です
この性能から考えると
平面地形:射程があるクアッドホッパーの勝ち
立体地形:連射速度&キル速のあるスパッタリーの勝ち
って感じに整理できます
差別化ちゃんとできましたね
まとめ
- キル運用する
- 普通にしたらプライムの劣化になるから復活短縮で前にでながら差別化をはかる
- あくまでも「リスク軽減」の復活短縮。無駄死に厳禁
- 立体構造で距離が詰まりやすいところで戦うことを意識する
平面では体を迂闊に出さない
これで少しはスパッタリーにも希望が見え…た…はず…
こうやって性能を分析してみると、動き方が少し見えてきます
感覚でやれる人なんてごく少数なので
こうした考察って大事だと思うんですね
「ブキ理解」を本格的に学びたい方は是非SEPにきてみてください
ワークという座学を通して、そのブキのことについて深く考え
立ち回りのことを勉強することができます