対戦ゲームでの「上手い」と「強い」について考えてみる

YutO

皆さんこんにちは!”YutO”と申します

こんな人が書いてます
  • スプラ歴8年(全作最高ウデマエ到達)
  • 20代後半で看護師三交代勤務しつつフェス26傑、上位1%以内達成
  • コーチング専門へ転向しXP2700等、高ウデマエ多数輩出
  • 独自の視点のAIM練習方法「ゆと式AIM練習」が500部の販売成功
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対戦ゲームでの「上手い」と「強い」について考えてみる

特にFPSでは「上手い」と「強い」は
プロ選手を表現するうえで使い分けられてきました
それについて軽く触れていこうかなと思います

「強い」プレイヤーって?

ぼくは以下の定義だと考えています

  • 一人でゲームの流れを作るプレイヤー
  • 不利状況をひっくり返すプレイヤー
  • 1:1が強いプレイヤー

APEXでよく「強い」と称されるのは「Ras」選手ですね
現在は兵役の関係でプロ休止中ですが
枚数不利が絶望的なAPEXで、人数不利をひっくり返すプレイを
プロ相手にやってのけます
また、純粋な1:1もずば抜けて強いって感じです

VALORANTで「強い」がしっくりくるのが「something」選手です
彼も圧倒的なAIMとキャラコンで
世界のトッププロ相手を圧倒するプレイをしています
大会MVPを取る等の活躍もしているプレイヤーです

こういったプレイヤーは共通して持っている特徴が

  • AIM、キャラコンの基礎技術がずば抜けて高い
  • 瞬間的な判断が早い
  • 奇抜なアイディアが咄嗟に考えつき、実行できる

だと思っています。
例に挙げた二人とも「そこそんな動きするの!?」って動きが多いし
それを瞬時に判断してやってのける高い基礎技術を持っています

よくここで話題になるのが
「強いプレイヤーはゲーム理解度が低くても良いのか」
答えは「No」です

例えば例に挙げた「something」ですがインタビューでこう語ります

「VALORANTは3年間、毎日10時間プレイしてきたので、ランク1位に到達することはそれほど難しいことではありません。私は2度、1位を達成した経験を持ちます。別に難しいことではありません。ただプレイし続ければ、いずれは到達できます。」

彼は自分のプレイを見直しながら、ランクをプレイします。例えば、あるアングルで撃ち負けてしまった場合、同じ戦い方は絶対にしません。その代わり、より多くの選択肢を出し、新たな戦い方を考案します。

彼は、なぜそうなってしまったのか、なぜ倒されてしまったのかを意識しており、「何が問題なのかを分析する」ことを欠かしません。

引用元:「something」が教えるVALORANTのランクを上げる秘訣

このように「強い」と呼ばれるプレイヤーも
「自分のプレイに対する問題意識と、その分析、対策の考案」を常にしています
これを毎日10 時間って…とんでもない集中力ですよね…

また彼とソロでマッチングしたプロも
「彼はデュエリストの理解度が高い」と評価しています
「強い」と称されるプレイヤーも、高いゲーム理解度は求められる
当然といえば当然ですが、改めて意識したいところですね

「上手い」プレイヤーって?

ぼくは以下の定義だと考えています

  • チーム単位で俯瞰して動きを見ることができる
  • チーム単位の動きの予測をすることができる
  • 試合に対して明確なビジョンがある
  • 有利状況を作り出すのが非常に上手い

APEXでよく「上手い」と称されるのは「ImperialHal」選手ですね
APEXの初大会から
世界一を何度も取っている「TSM」というチームのIGL(司令塔)です
彼が最も評価される点として「3:3のファイトがうまい」ということ

やや喧嘩してますけど、評価は非常に高いです

また、APEXでもう一例上げるとしたら
こちらも世界大会優勝を何度も取っている「ZerO」です
先ほどの動画でも「IGLとしては世界一」と称されています

またVALORANTでは
世界大会優勝を逃したものの、圧倒的な勝率を誇るIGL
「Boaster」が有名ではないでしょうか

プレイ中にも関わらず
相手の動きを冷静に分析・予測して味方へコールしています

「上手い」プレイヤーは打ち合いが弱いのか…
もうこれは言うまでもありませんね。普通にトップレベルの水準で強いです
ただ、IGLという役割は非常に考えることが多いので
目の前の打ち合いに全力集中できないことが多いため
本来の実力より打ち合いは弱くなるといわれています

その為、他のプロと同等にやりあうためには
IGLは通常の水準より打ち合い強い必要すら感じますね

IGLはトキシックが多い!?

先ほど紹介したAPEXのIGL二人は
非常にトキシックが多いことで有名です
敵や観戦してるプロに対する煽り発言や
味方に対する暴言が多いことでも結構有名

いろいろなことが見えて理解できてる分
思った通りに動かない味方や
自分の想像外の動きや不合理な動きをしてくる敵に対して
ストレスを非常に感じやすいのかもしれません

しかし、Boaster選手はマジで人格も聖人なので非常に尊敬です

どっちも必要だけど自分の「軸」は大切

結局は「上手さ」と「強さ」両方必要です
ただ、紹介したプレイヤーを見ればわかるんですが
結果を残すためには「自分の軸となる方向性」は大切です

有利を作るのが上手いプレイヤーになるのか
不利をひっくり返す強いプレイヤーになるのか
自分がやりたいことを決めておくのは
上達していくうえで非常に重要です

これがないと、何を鍛えるべきかわからず
迷ってしまいますからね

自分のやりたいことに合わせてキャラ(武器)を選ぶ

凄く当たり前に見えて実はできてないんですが
自分がしたいことに合わせてキャラや武器を選ぶべきです

例えば今回紹介した「強い」二人は
明確に前線キャラを使っていますし
選ぶ武器もそれに応じたものを使っています

そして、「上手い」人たちは
一歩引いて周りを見るキャラや武器を選んでいます

自分のやりたい事と
使うキャラ・武器が合致していないと
プレイは上手くいきません

よく「キャラや武器が好きだから」と
キャラや武器を先行して選び
動き方は自分のしたいようにする
みたいな人を見かけるので注意したいところ…

これはどのゲームでも言えますね。スプラでも勿論。

自分の方向性をしっかり決めて
「どんな自分になりたいか」を考えて動くのを
大切にしていきたいですね